総務省が22日発表した7月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が111.6と、前年同月比3.1%上昇した。プラスは47カ月連続。食料品の値上がりが続いているものの、エネルギーが1年4カ月ぶりに下落に転じたことで、全体の伸び率は2カ月連続で縮小した。
エネルギーは0.3%のマイナス。燃料価格の下落により、電気代は0.7%、都市ガス代は0.9%、それぞれ下落した。前年に政府補助金の終了で価格が大きく上昇した反動も出た。
生鮮食品を除く食料は8.3%上昇。前月の伸び(8.2%)をわずかに上回った。米類は90.7%のプラスで高止まりしている。